アスベストの種類

これまで、アスベストの特徴やその健康被害についてご紹介しました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
今回はアスベストの種類についてご紹介します。
1 6種類のアスベスト
アスベスト(石綿)は、天然の鉱石の中に含まれる繊維状ケイ酸塩鉱物です。別名「せきめん」、「いしわた」などと呼ばれています。
現在、アスベストの種類は以下の6種類があります。
⑴ クリソタイル(白石綿)
世界で使われた石綿の9割以上を占める。
柔軟性、吸湿・吸水性が大きい。
⑵ クロシドライト(青石綿)
吹付け石綿として使用されていた。
他に石綿セメント高圧管に使われてきた。アスベストの中で毒性がとても高い。
⑶ アモサイト(茶石綿)
主に吹付け石綿として使用されていた。
他に各種断熱保温材に使われてきた。
⑷ アンソフィライト石綿
他の石綿やタルク、ひる石などの不純物として含まれる。
⑸ トレモライト石綿
他の石綿やタルク、ひる石などの不純物として含まれる。
吹付け石綿として一部に使用されていた。
⑹ アクチノライト石綿
他の石綿やタルク、ひる石などの不純物として含まれる。
日本ではあまり出回っていない。
上記6種類の中で代表的なものはクリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)です。
また、アスベストの発がん性は高い順からクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)、クリソタイル(白石綿)となります。
2 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はあまり知られていないアスベストの種類について解説をしました。
現在では、アスベストによる健康被害を受けた方には、国が補償をする法整備がなされています。
アスベスト(石綿)による病気かもしれないと思った際には、一度、法律事務所に相談をしましょう。
あかがね法律事務所はアスベストに関する補償給付申請等も取り扱っております。
下記よりご相談をお待ちしております。